かつてはBtoBにおいても飛び込み営業が当たり前の時代もありましたが、今ではどこの企業も飛び込み営業はお断りというところが多く、営業は電話かメールでしかアプローチすることができない難しい時代となりました。筆者の経験でも飛び込み営業は全く生産性が上がらず、メールに変えてから飛躍的に見込み客が増えたことを覚えています。今回は主にBtoBの新規開拓営業活動において最も使われているメールマーケティングについてご説明したいと思います。

メールマーケティングによる顧客化までのプロセス
BtoBの場合、主に展示会などで名刺交換した相手先に定期的にメールを送ることで相手の興味度を図ることができます。(リード・ジェネレーション)メールの開封率やLPへの遷移から滞在率などで見込みのランクをつけ、営業への引き渡しへとつなげていきます。
営業といえば昔は飛び込み営業が当たり前でしたが、最近では飛び込み営業という言葉は死語に近いものとなっており、営業のアプローチはウェブサイトから集客するインバウンド型、もしくはメールでのアプローチが主流となっています。特にメールのアプローチはステップメールという手法が使われており、MA(マーケティング・オートメーション)においてリードを育てる(リード・ナーチャリング)のフェイズでは欠かせないものです。今回はこのステップメールについてご説明したいと思います。
ステップメールにおける受注までのプロセス
①サンクスメール、そしてウェブサイトに誘導
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②読まれたコンテンツのレベルに応じてリードを振り分けランク付けを行う。
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③その後、定期的にランク分けしたリードに対してメールマガジンを配信し育成(リードナーチャリング)を行う。
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④問い合わせや個別セミナーでの対応はリードのレベル(スコアリング)に合わせた営業に対応させ、確実に受注ににつなげていく
ざっくり流れとしては以上の通りとなります。また、リードの育成には時間がかかりますので、その間に自社製品のことだけでなく業界の動向やニュース、時事問題などを取り上げることでより顧客との距離感を縮めていくのもテクニックの1つです。ちなみにこれらのシナリオの流れはAIDMA(アイドマ)の法則の流れで覚えると良いでしょう。
AIDMA(アイドマ)とは・・・
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)
こちらは古くからマーケティング業界においては全ての基本となる考え方となります。シナリオ設計は全ての基本です。まずはこの作業をおろそかにせずしっかり行って行きましょう。

また、最近ではLINEなどSNSで法人アカウントを開設し、メールでアプローチする企業もかなり多くなりました。しかし、ステップメールとSNSメールはそれぞれ使い方は異なります。
顧客属性やマーケティングの各フェーズによって使い分けていきましょう。
なお、SNSメールを使用したリードジェネレーションからリードナーチャリング、そして顧客化につながるプロセスは、以下のステップに応じて行えます。
①リードジェネレーション(リードジェネレーション)
<目標設定>まず、SNSメールを使ってどのようなリードを獲得したいのか具体的に定義します。例えば、製品やサービスへの興味を持っているユーザー、特定のニーズを持つユーザーなど。
<魅力的なコンテンツ>ユーザーの興味を引くために、魅力的で目的に合ったコンテンツを作成します。これにはブログ記事、ホワイトペーパー、動画、キャンペーンなどが含まれます。
<着眼ポイントの設定> SNSメールでのキャンペーンお子様へのアプローチし、特定の着眼ポイントを設定します。例えば、特別な割引、無料トライアル、ユーザー登録など。
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②リードナーチャリング(リードナーチャリング)
<自動応答システムの設定>
リードが反応すると、自動応答メールや自動返信メッセージを使用して、独自の情報や価値のあるコンテンツを提供します。
<目標化されたコンテンツの送信>リードの関心や行動に基づいて、特定のトピックに焦点を当てたコンテンツを送信します。
<アクションを変える>リードに対して具体的なアクションを変えるメッセージを送信し、フォームの記入、資料のダウンロード、ウェビナーへの参加などを促進します。
③顧客化(コンバージョン)
<セールスチームへのリード転送>リードが一定の段階に達すると、セールスチームに引き継ぎます。これにはスコアリングシステムや特定の行動に自動的なプロセスが含まれる場合があります。
<個別対応>顧客のニーズに合わせて、セールス担当者が個別に対応し、質問に答え、提案を行います。
<成約>リードが最終的な購入行動に移行すると、今後は顧客となり、サービスや製品を利用し始めます。
④フォローアップと継続的な魅力の提供(CRM)
<サービス>購入後もお客様とその後の継続的な関係を築くために、アフターサービスやサポートを提供します。
ニュースレターや特別オファーの送信:定期的にニュースレターや特別オファーを送信し、顧客を魅了し続けます。

メディアを使ったリード・ジェネレーション
ターゲティングメール
集客においてはDSPやアドネットワークのバナーも効果的ですが、BtoBなどビジネス向けとしては信頼できる媒体社からのメールの方が信頼性を得やすく効果的であることもあります。また、オンラインセミナーなどへの誘導の際に改めて個人情報を入力しなくてもすでに登録してある情報と紐づけて行動が確認できるので手間がかからないことも特徴の一つです。
引用:日経BPDMPターゲティングメール
良質なビジネスパーソンに向けてクライアントの情報を独占的に送ることが可能。
セミナーや展示会などのイベント集客やキャンペーンの告知、新製品・サービスの案内など幅広いマーケティング活動のサポートが可能です
訴求ポイントに合わせて最適なは新ターゲットを選定可能
年齢、性別、地域などの基本属性から、勤務先の情報(業種、職種、役職、従業員数)、さらにはITに関わる立場であったり、建設や不動産の資格を取得しているかなど専門的な属性に合わせてターゲットを選定することもできます
また、日経BPのデータベースである(WEbサイト会員、メルマガ読者、雑誌恋読者、セミナーや展示会などイベント来場客などの登録属性や行動履歴の中から広告主にマッチした潜在顧客を絞り込んでリーチすることも可能です
ターゲティング手法としては「属性ターゲティング」や「閲覧履歴ターゲティング」「ABM(ドメイン・企業名ターゲティング)」のほか、「医師・医療従事者ターゲティング」のなかから掛け合わせて配信することも可能です。
1通100円〜※ミニマム30万円〜
この日経BPDMPターゲティングの面白いところはかつてのターゲティングメールのように、単にその媒体に登録された会員情報に応じてメールを配信するだけでなく、上記に記載されているような会員の興味のある媒体やカテゴリー記事、また記事の中に含まれるキーワードから閲覧履歴を絞り込んで配信できるため、まさに今、読者が教務をもっていることに対してアプローチをかけることができるのです。
またメールもHTML版で視覚効果の高いメールを作成して配信することも可能です。そのほか、飽きられないようにHTMLメールに工夫を施すことも重要です。
また、メールを一度送ったからといって顧客がすぐにアクションを起こしてくれるとは限りません。当然ながら再送信が必要となりますが、顧客に応じて判断して送信しないと単なるストーカーメールと認識され、成長の可能性のあるリードも失ってしまう可能性があります。
引用:東洋経済ターゲティングメール
広告主の製品やサービスを記事広告の形でコンテンツ化し、読者会員に対しメールで届けることができます。レポート最短3週間で制作し、配信することが可能なので、新商品や新サービスのローンチに合わせて発表や告知をタイムリーに行うことができまなうことも大きな特徴です。また、ターゲットに合わせて年齢、業種、役職などでセグメントを絞って配信することもできます。レポートに関してはメール配信後にメールを開封したユーザー、リンクをクリックしたユーザーの属性データ(年齢、役職など)を集計し、広告主にフィードバックします。26万ユーザーに対して、即日配信しますので、通常の記事広告に比べ早くリーチをとることができ新商品やイベントの告知に利用したり、短期間でリーチを広げたい」、急遽実施することになったキャンペーンの告知・集客をしたいなどの球を要する場合にも活用いただけます。
そのほかにも自社でセミナーやイベントを開催する際に便利なセミナー集客専用メールなどもあります。
セミナー集客専用ターゲティングメール(Tech Targetジャパン、キーマンズネット)
引用:Tech Targetジャパン
メール配信料金
東京開催:20円/通
大阪開催:30円/通
その他地域:40円/通
※ミニマム30万円〜
提供内容:メール配信(未クリック者への2次PUSHメール付き)
原稿仕様:
Subject:全角30文字以内
本文:全角38文字(半角76文字)以内×100行以内
レポート:クリックカウント(配信日より7日間)
入稿締切:配信日の3営業日前の18時
オプション
3次PUSHメール:10万円(2次PUSH未クリック者へのリマインド配信)
集客ページ制作:10万円
引用:キーマンズネット
メール配信料金
50円/通
※ミニマム20万円〜(4000通配信)
自社セミナーページに直接誘導する場合、基本料金として別途10万円
提供内容:
メール原稿作成
メール配信(未クリック者への2次PUSHメール付き)
以下、キーマンズネットのセミナーページを利用した場合のみ
セミナー情報の掲載、セミナー申し込み者のリスト提供
オプション
3次PUSHメール:10万円(2次PUSH未クリック者へのリマインド配信)
※上記情報からメニューや費用が更新されている可能性がありますので、必ず各媒体に問い合わせを行い、最新の情報を入手されることをお勧めします。

以上、今回はメールマーケティングについてご説明してきました。これまでの営業手法が大きく変化し、飛び込み営業が困難な時代になりました。 企業の多くがその手法を見直し、飛び込み営業を予測する傾向にあり、営業は電話やメールアプローチすることが求められます。飛び込み営業の限られた成果に悩まされましたが、メールにそれでも驚くべき成果を得ることができます。このような変化を踏まえ、今回は主にBtoBの新規開拓営業において広く利用されているメールマーケティングに焦点を当て、その有益性についてご紹介いたしました。
これからも変化し続けるビジネス環境に柔軟に対応し、より効果的な営業戦略を構築していきましょう。


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