「YouTube広告って色々種類があって、どれを選べばいいか分からない…」
そう思っている広告運用初心者の方も多いのではないでしょうか?
確かに、YouTube広告は進化が早く、新しいキャンペーンもどんどん出てきます。でも、基本を押さえれば大丈夫!今回は、YouTube広告の中でも特に利用頻度の高いVVC(動画視聴キャンペーン)とVRC(動画リーチキャンペーン)について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
YouTube広告とは?
YouTube広告とは、Googleが提供する動画広告プラットフォームです。世界最大の動画共有サイトであるYouTubeに広告を掲載できるため、幅広いユーザーにリーチできます。2025年3月現在、国内のMAU(月間アクティブユーザー数)は7,120万人と名実ともに国内ナンバーワンの動画広告プラットフォームといってよいでしょう。
ターゲット層を絞り込んだ広告配信や、詳細な効果測定が可能なため、多くの企業がマーケティングに活用しています。

その一方で、YouTube広告はAIを使い広告主の目的に合った様々な効果最大化キャンペーンを実施することができますが、今では多数のキャンペーンやフォーマットが存在するため運用初心者にとってハードルが高くなりつつあります。
YouTube広告の強みと弱み
強み
- 幅広いリーチ:世界中のユーザーにアプローチ可能
- 詳細なターゲティング:年齢、性別、興味関心などで絞り込み可能
- 高い訴求力:動画による視覚的な訴求で、ユーザーの印象に残りやすい
- 詳細な効果測定:imp、視聴数、視聴率、cpvなど様々な指標で効果測定ができる
弱み
- 広告の種類が多く、初心者には複雑
- 動画制作のスキルやコストが必要
- ユーザーにスキップされる可能性がある
YouTube広告は、まるで魔法の杖のように、あなたのメッセージを世界中の人々に届けることができます。しかし、魔法を使いこなすには、呪文(知識)と練習(経験)が必要です。

YouTube広告の広告レポートの指標について
YouTube広告のレポートでよく使われる指標について解説します。
imp(インプレッション数)とは?
広告が表示された回数を指します。ユーザーが実際に広告を見たかどうかは関係ありません。
例えば、あなたの広告が100回表示されたら、impは100です。
視聴数とは?
広告が一定時間以上再生された回数を指します。YouTube広告の場合、30秒以上の再生、または30秒未満の広告の場合は最後まで再生されると、視聴数としてカウントされます。
例えば、あなたの広告が50回30秒以上再生されたら、視聴数は50です。
●計算式:imp×視聴率
視聴率とは?
広告が表示された回数のうち、視聴された割合を指します。
例えば、あなたの広告が100回表示され、50回視聴されたら、視聴率は50%です。
●計算式:(視聴数÷imp)×100
視聴完了率とは?
広告が最後まで再生された割合を指します。
例えば、あなたの広告が100回表示され、20回最後まで再生されたら、視聴完了率は20%です。
●計算式:(視聴完了数÷imp)×100
CPV(Cost Per View)とは?
動画広告の視聴単価を指します。広告の視聴1回あたりにかかった費用を表します。
例えば、広告費用が10,000円で、視聴数が50回の場合、CPVは200円です。
計算式:広告費用÷視聴数
CPCV(Cost Per Completed View)とは?
動画広告の視聴完了単価を指します。広告が最後まで視聴された1回あたりにかかった費用を表します。
例えば、広告費用が10,000円で、視聴完了数が20回の場合、CPCVは500円です。
●計算式:広告費用÷視聴完了数
これらの指標を理解することで、広告の効果をより正確に把握し、改善することができます。

YouTubeの代表的な広告キャンペーン、VVCとVRCとは?
YouTube広告には様々なキャンペーンがありますが、その中でも特に代表的なのがVVC(動画視聴キャンペーン)とVRC(動画リーチキャンペーン)です。
VVC(動画視聴キャンペーン)
VVCは、動画の視聴回数を最大化することを目的としたキャンペーンです。商品やサービスの認知度向上や、ブランディングに効果的です。
例えば、あなたが新しいチョコレートのCMを制作したとしましょう。VVCを使えば、チョコレートの魅力を最大限に伝え、多くの人に興味を持ってもらうことができます。
VRC(動画リーチキャンペーン)
VRCは、より多くのユーザーに広告を届けることを目的としたキャンペーンです。短期間で幅広い認知を獲得したい場合に適しています。
例えば、あなたが新しい映画の予告編を公開したとしましょう。VRCを使えば、映画の公開前に多くの人に予告編を見てもらい、話題性を高めることができます。
VVCとVRCの違い
VVCとVRCの主な違いは、広告配信の目的とターゲティングにあります。
- 目的:VVCは視聴回数、VRCはリーチ数
- ターゲティング:VVCは興味関心、VRCはユーザー属性
VVCは、まるでレストランのシェフのように、厳選された食材(ターゲット層)に、じっくりと時間をかけて料理(動画)を味わってもらうイメージです。一方、VRCは、街の広報担当者のように、多くの人にチラシ(広告)を配り、まずは存在を知ってもらうイメージです。
つまり、VVCは「質の高い視聴」を重視し、VRCは「量的なリーチ」を重視していると言えます。
どちらのキャンペーンを選ぶべきかは、広告の目的やターゲット層によって異なります。
VVCとVRCの広告掲載面
VVC(動画視聴キャンペーン)
VVCは、視聴回数を最大化し、視聴者とのエンゲージメントを高めることを目的としています。そのため、広告は以下のような場所に掲載されます。
●YouTubeの視聴ページ:
視聴者が動画を見ている最中や前後に表示されるインストリーム広告
関連動画として表示されるインフィード広告
●YouTubeのホームフィード:
ユーザーがYouTubeを開いた際に表示されるホーム画面のフィード
●YouTubeの検索結果:
ユーザーがキーワード検索を行った際に表示される検索結果
●YouTubeショートフィード:
YouTubeショート動画のフィード
以上のようにVVCでは、視聴者が積極的に動画コンテンツを消費している場所に広告を掲載することで、高い視聴完了率やエンゲージメントを期待できます。

VRC(動画リーチキャンペーン)
VRCは、より多くのユーザーに広告を届け、認知度を高めることを目的としています。そのため、広告は以下のような場所に掲載されます。
●YouTubeの視聴ページ:
スキップ可能なインストリーム広告
スキップ不可のインストリーム広告
バンパー広告(短い広告)
●YouTubeのホームフィード:
ユーザーがYouTubeを開いた際に表示されるホーム画面のフィード
●YouTubeショートフィード:
YouTubeショート動画のフィード
●YouTube以外のGoogle動画パートナー:
Googleと提携しているウェブサイトやアプリ内の動画広告枠
VRCでは、幅広い場所に広告を掲載することで、より多くのユーザーにリーチし、認知度を高めることができます。
VVCとVRCの使い分けの判断基準
ここでは、VVCとVRCの使い分けの判断基準となる事例をいくつか紹介します。
事例1:新商品の認知度向上
新商品の発売に合わせて、多くの人に商品を知ってほしい場合は、VRCがおすすめです。幅広いユーザーにリーチすることで、短期間で認知度を高めることができます。
例えば、新しいエナジードリンクを発売する場合、VRCを使って、スポーツやアウトドアに関心のある人だけでなく、幅広い層に広告を配信することで、商品の認知度を向上させることができます。
事例2:商品の詳細な説明
商品の特徴や使い方を詳しく説明したい場合は、VVCがおすすめです。興味関心のあるユーザーにじっくりと動画を見てもらうことで、商品理解を深めることができます。
例えば、新しいスマートウォッチを発売する場合、VVCを使って、スマートウォッチの機能や使い方を詳しく説明する動画を配信することで、購入を検討しているユーザーに商品の魅力を伝えることができます。
事例3:ターゲット層へのアプローチ
特定のターゲット層にアプローチしたい場合は、VVCがおすすめです。年齢、性別、興味関心などでターゲティングを絞り込むことで、効率的に広告を配信できます。
例えば、20代女性向けのコスメブランドの場合、VVCを使って、美容やファッションに関心の高い20代女性に絞って広告を配信することで、効率的に商品の認知度を高めることができます。
事例4:短期間でのキャンペーン
短期間で多くの人に広告を届けたい場合は、VRCがおすすめです。VRCはリーチ数を重視するため、短期間で効果を実感しやすいです。
例えば、期間限定のセールを実施する場合、VRCを使って、短期間で多くの人にセールの情報を届けることで、集客効果を高めることができます。

最後に
このようにYouTube広告は、VVCとVRC以外にも様々なキャンペーン(p-maxキャンペーンやデマンドジェネレーションキャンペーンなど)がありますが広告の目的やターゲット層に合わせて最適なキャンペーンを選ぶことで、広告効果を最大化することができます。まずはキャンペーンの種類や用途をしっかりと学ぶことで効果を最大化する施策を行うことができます。ぜひ参考にしていただければと思います。


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