わかりにくいX(旧Twitter)の広告アカウントについて解説します!【初心者向け】

X 広告プロモーション

はじめに

デジタル広告の世界は日々進化しており、特にSNS広告はその代表的な存在です。中でも、X(旧Twitter)はリアルタイム性と短文コミュニケーションの特性を生かした広告展開が魅力的です。しかし、広告運用初心者にとって、SNSのアカウント構造や広告出稿の手順は非常にわかりにくい点が多いのも事実です。この記事では、X広告の基本からアカウント構造、出稿手順までをわかりやすく解説し、初心者の方がスムーズに広告運用を行えるようにサポートします。

X広告とは

特徴

X広告は、リアルタイムでの情報発信ができるSNSプラットフォームを活用した広告手法です。140文字以内の短文でユーザーとコミュニケーションを図ることができ、瞬時に情報を拡散することが可能です。ユーザー同士のリツイートやいいねを通じて、広告のリーチを広げることができるのも大きな特徴です。また、ターゲティング機能が充実しているため、特定の興味関心を持つユーザーに向けた広告配信が可能です。

他のSNSとの違いについて

Xと他のSNS(例えばFacebookやInstagram)との大きな違いは、情報の即時性です。Xは速報性に特化しているため、イベントやニュースに関するリアルタイムの情報発信が得意です。対して、FacebookやInstagramはビジュアルコンテンツの魅力を活かした長期的なブランド構築に向いています。また、広告フォーマットやインタラクションのスタイルにも差があります。X広告はテキストベースが中心ですが、Instagram広告は画像や動画が主流となります。

各SNSの月間アクティブユーザー数 ※2025年2月現在

・LINE/9700万人以上

・X/6700万以上

・Instagram/6600万以上

・TikTok/3300万以上

・Facebook/2600万以上

X広告の最大のメリット

X広告の最大のメリットは、短時間での情報拡散力です。特に、トレンドやハッシュタグを利用することで、一瞬で多くのユーザーにリーチできるため、キャンペーンや新商品の告知に効果的です。また、ユーザーの反応をリアルタイムで把握できるため、広告の効果測定も容易です。これにより、即座に戦略を見直すことが可能となり、より効果的な広告運用が実現します。

X広告(旧Twitter広告)を出稿するために必要なこと

広告アカウントを開設する

X広告を出稿するための第一歩は、広告アカウントの開設です。これには、Xの通常アカウントが必要です。新規にアカウントを作成する場合は、個人情報やビジネス情報を入力し、アカウントを作成します。既存のアカウントがある場合は、そのアカウントから直接広告アカウントを作成することができます。

画像引用:Xビジネス

セルフサーブで行う方法

広告出稿には「セルフサーブ」と「代理店を通じた方法」の2つがあります。セルフサーブは自社で広告を作成し、出稿する方法です。Xの広告管理画面から簡単に広告キャンペーンを作成できるため、コストを抑えたい企業や個人事業主に適しています。広告のターゲティングや予算設定も自由に行うことができます。

代理店に権限を付与する方法

広告運用が難しいと感じる方は、広告代理店に依頼する方法もあります。この場合、代理店に広告アカウントへのアクセス権を与え、運用を任せます。これにより、専門的な知識を持つプロが広告を運用してくれるため、より効果的なキャンペーンが期待できます。

X広告アカウントを作成するためには、以下の手順を参考にしてください。

Xのアカウントへログイン: Xアカウントにログインします。これは広告アカウントの作成に必須です。

広告アカウントの作成: モバイルまたはデスクトップのブラウザでads.x.comにアクセスします。ここで、新しい広告アカウントを作成するためのオプションが表示されます。

国とタイムゾーンの選択: 国とタイムゾーンを選択します。この選択によって、請求に使用する通貨やキャンペーン結果の表示タイミングが決まります。

請求先情報の入力: 請求先情報を入力し、アカウントを作成します。

広告キャンペーンの設定: アカウントの作成が完了したら、広告キャンペーンを設定するための画面に進むことができます。この画面では、キャンペーンの目的や予算を設定できます。

広告アカウントを作成する際は、ユーザー名やプロフィール画像、ビジネス情報の設定も必要になることがあります。また、アカウントにつながるプロフィールの審査には数週間かかることがあるため、早めに設定を行うことが推奨されます

広告を出稿するために必要なバッジとは、またバッジの申請方法

画像引用:Xビジネス

X広告を出稿するためには、特定の条件を満たす必要があります。特に「バッジ」の取得が求められることがあります。バッジとは、アカウントが認証されていることを示すもので、広告出稿において信頼性を高めます。バッジの申請は、Xの設定画面から行うことができ、必要な情報を入力し、審査を待つ形式です。

X広告を出稿するために必要なバッジの種類と料金

X(旧Twitter)で広告を出稿するには、特定の認証バッジの取得が必要です。現在、利用可能なバッジには主に3つの種類があります:

  1. ブルーバッジ(X Premium) 対象: 一般の個人や法人ユーザー
    料金: 月額980円(Web経由)または1,380円(iOS経由)
    特徴: 広告を出稿できるようになり、さまざまな追加機能も利用可能になります。申込み後、認証バッジが付与されるまでの審査期間は通常48時間程度です。
  2. ゴールドバッジ(Verified Organizations) 対象: 企業アカウント
    料金: 料金はX Premiumの上位プランで、具体的な金額は案件によって異なる。
    特徴: 公的に認証された組織に付与されるバッジで、企業向けの信頼性向上を目的としています。審査には1週間程度かかることがあります。
  3. ベーシックプラン(Basic) 対象: 広告出稿を行わないユーザー向け
    料金: 月額368円
    特徴: このプランにはバッジは付与されず、広告出稿は不可ですが、基本的な機能は利用できます。

各バッジには、それぞれの目的や料金に応じて利用できる機能や特典が異なります。広告出稿を考慮している場合、特にブルーバッジやゴールドバッジの取得が求められます。広告出稿に関連するコストを見積もる際には、バッジの料金も重要な要素となります。

またさらに2つのプランが新たに改訂され、特に要注目です。

追加のプラン

Xプレミアムプラス: 月額1,960円で、ユーザー向けの高機能プランです。このプランには広告の完全非表示や、リプライの最大ブーストが組み込まれています。

Verified Organizationsの新プラン: 法人向けの金色バッジは、月額30,000円で取得可能なベーシックプランが導入されており、これにより中小企業も認証バッジを取得しやすくなっています。以前は月額135,000円が必要でした。これにより、料金が大きく引き下げられ、より多くの企業が認証を受けることが可能になりました。

支払情報を登録する

支払い方法の種類

X広告で利用できるクレジットカードやデビットカードには以下のものがあります:

・VISA
・MasterCard
・American Express
・Discover(日本では無効)
・Diners Club(アメリカ国内のみ)
・JCB(日本円または米ドルで使用可能)
・China Union Pay(クレジットカードのみ使用可)

これらのカードを使って支払いを行うことができます。デビットカードも、VISA、MasterCard、American Expressのものが使えます。

支払情報の登録手順

X広告アカウントにログイン: ads.x.comにアクセスし、アカウントにログインします。
お支払い方法の選択: 右上にあるアカウント名をクリックし、ドロップダウンメニューから「お支払い方法」を選択します。
新しい支払い方法の追加: 右上の「新しいお支払い方法を追加」をクリックします。
カード情報の入力: カード番号、有効期限、CVV、請求先住所、およびメールアドレスを入力します。
確認: 入力情報を確認し、「このカードを登録して、今後のお支払い時に使用します」をオンにします。
カードの承認: クレジットカードに5ドル相当の仮チャージが行われ、承認が完了すると「有効」と表示されます。この承認は一時的なもので、数日以内に取消されます

X広告(旧Twitter広告)のアカウント構造

X広告のアカウント構造は、以下のような複数の要素から成り立っています。まず、アカウントの最上部には「キャンペーン」があり、その中に「広告グループ」が存在します。広告グループは、特定のターゲットや目的に応じた広告をまとめるためのもので、各広告グループ内には複数の広告が設定されます。この階層構造を理解することで、効率的な広告運用が可能になります。

1.Xアカウント
    すべての広告活動はこのアカウントに紐づけられます。インフルエンサーや企業が広告を出稿するためには、まずXアカウントを作成する必要があります。

2.広告アカウント
    Xアカウントから複数の広告アカウントを作成することができますが、各広告アカウントは特定のXアカウントに紐づいています。
    広告アカウントの設定には、請求情報やキャンペーンの地域・通貨設定が含まれます。

3.広告キャンペーン
    各広告アカウント内における広告キャンペーンのグループです。キャンペーンにより広告の目的(例:リーチやエンゲージメントなど)を設定します。

4.広告グループ
    広告キャンペーン内の個別の広告のセットで、各グループは特定のターゲット設定や入札戦略を持ちます。

5.広告(クリエイティブ)
    最終的には、実際にユーザーに表示される広告コンテンツです。テキスト、画像、動画などのファイルがここに含まれます。

広告フォーマットの種類(テキスト、画像、動画など)

X広告では、さまざまな広告フォーマットが用意されています。代表的なフォーマットには以下のようなものがあります。

テキスト広告:短い文章でメッセージを伝えるシンプルな形式。情報を迅速に伝達可能。

②画像広告:視覚的な要素を強調し、ユーザーの興味を引くために使用されます。特にブランドイメージの発信に効果的です。

③動画広告:動きや音声を使ってメッセージを伝えることができ、エンゲージメントを高める効果があります。

④カルーセル広告:複数の画像や動画をスワイプして見せる形式で、商品の多様性をアピールできます。

 左から、①テキスト広告、②画像広告、③動画広告、④カルーセル広告

画像引用:Xビジネス

これらのフォーマットは、目的やターゲットに応じて適切に選択することが重要です。

X広告(旧Twitter広告)広告の出稿手順(詳細)

広告出稿は、以下のステップで行います。

キャンペーンの目的を選択:ブランド認知度の向上、ウェブサイトへのトラフィック増加など、目的を明確にします。

ターゲティング設定:地域、性別、興味・関心など、広告を表示させたいユーザー層を選定します。

予算設定:1日あたりの予算や、キャンペーン全体の予算を設定します。

広告クリエイティブの作成:テキスト、画像、動画などを用いて広告を作成します。

入札戦略の選定:自動入札や手動入札など、入札の方法を選択します。

キャンペーンの開始:設定が完了したら、キャンペーンを開始します。

これらのステップを踏むことで、スムーズに広告を出稿することができます。

X広告(旧Twitter広告)広告のAPIキャンペーンとは

X広告(旧Twitter広告)のAPIを利用したキャンペーンには、「インスタントウィン」と「カンバセーションボタン」の2つの主要なフォーマットがあります。この2つの機能は、ユーザー参加型の広告キャンペーンを促進し、エンゲージメントを向上させるための強力な手段です。

インスタントウィンキャンペーンは、単に報酬を即座に受け取ることができるだけでなく、様々な促進戦略と組み合わせることでその効果を最大化できます。例えば、カンバセーションボタンと組み合わせることで、ユーザーがツイートした内容に基づいて即座に当選結果が通知される仕組みを採用することが可能です。これにより、ユーザーは自分の投稿を通じてコミュニティと交流しながら、楽しみながら参加することができます。これらの手法は、ソーシャルメディアのシェア性を利用して、キャンペーンのリーチを広げ、新しい顧客層を獲得するためのきっかけを提供します。

さらに、カンバセーションボタンは2022年4月以降、公式の管理画面からの作成機能が廃止されているため、APIを通じての使用が中心になります。この変更により、企業はより柔軟にカスタマイズされたキャンペーンを実施できるようになっています。加えて、カンバセーションボタンを使用することで、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の創出にもつながり、ブランドの信頼性や認知度をさらに向上させることができます

インスタントウィン

インスタントウィンは、シリアルナンバーの登録やQRコードを利用し、ユーザーがその場で瞬時に報酬を受け取ることができる懸賞システムです。たとえば、商品購入後にシリアルナンバーを入力することで、抽選に参加したり、直接賞品を受け取ったりすることができます。この形式は、キャンペーンの参加率を上げるために非常に効果的です。また、リアルタイムでの結果通知が可能なため、ユーザーの興奮を高めることができます。

カンバセーションボタン

カンバセーションボタンは、ユーザーが簡単に投稿や返信を行える広告クリエイティブです。これにより、ブランドはユーザーとのインタラクションを促進し、エンゲージメントを高めることができます。このボタンは通常、ハッシュタグ付きのコールトゥアクションとして機能し、特定のメッセージやコンテンツを共有する手段として利用されます。

具体的には、ユーザーがボタンをクリックすると、あらかじめ設定されたメッセージがツイートとして投稿される仕組みになっています。これによって、特定のキャンペーンやテーマに関する会話を容易に生み出すことができます。

カンバセーションボタンのメリット
ユーザーエンゲージメントの向上: ユーザーが簡単に参加できるため、エンゲージメントが促進されます。

ブランド認知度の向上: ハッシュタグを用いることで、ブランド自体の認知度を高めることができます。

キャンペーンの収集データ: 投稿されたツイートやボタンのクリック率などのデータを分析することで、キャンペーンの効果を測定することができます。

X広告(旧Twitter広告)の今後の展望と競合SNSの影響

X広告(旧Twitter広告)は、近年の変化により、今後の運用においていくつかの重要な課題と機会に直面しています。特に、他の競合SNSとの比較がその展望に大きな影響を与えるでしょう。

競合SNSの影響

Meta

InstagramやFacebookは、特に視覚的なコンテンツが支持されるプラットフォームであり、エンゲージメントを促進するための機能が豊富です。このため、X広告も視覚的要素を強化する必要があるでしょう。Instagramのストーリーズやリールのような短い形式の動画コンテンツは、ユーザーの関心を引きやすく、より魅力的な広告体験を提供しています。X広告も動画コンテンツを重視し、ユーザー参加型のキャンペーンを促進することで、エンゲージメントを高めなければなりません。

TikTok

TikTokは、短尺動画プラットフォームとして急成長しています。同プラットフォームでは、ユーザー生成コンテンツ(UGC)が重要な拡散手段となり、ブランドとの繋がりを深める役割を果たします。X広告も、TikTokの成功を模倣し、UGCを活用した広告キャンペーンを取り入れることで、クリエイティブなアプローチが求められるでしょう。特に、インフルエンサーとのコラボレーションが効果的であり、Xもインフルエンサーを起用したマーケティング戦略にシフトする可能性があります。

広告戦略の変化

オーガニックエンゲージメントの重視

X広告は、広告によるフォロワー獲得からオーガニックエンゲージメントの強化へとシフトしています。過去のフォロワー獲得広告が終了したことがその象徴であり、今後は質の高いコンテンツとコミュニケーションが不可欠になります。広告側もこの変化に対応し、ユーザーとの信頼関係を構築するための活動を強化する必要があります。

新たなターゲティング戦略

競合SNSが導入している高度なターゲティング技術に対抗するために、X広告もユーザーデータの分析や行動パターンに基づくより精密なターゲティング戦略を築く必要があります。特に、各プラットフォーム間でのデータ利用の規制が厳しくなる中で、独自のインサイトを持つことが競争力を生かす鍵となります。

まとめ

以上のように今後のX広告は、競合SNSの進化にどのように対応していくかが鍵となり、自社の強みを生かしたインタラクティブでオーガニックなエンゲージメント戦略が広告効果を高める重要な要素となることが期待されます。これによって、ユーザーとの繋がりを強化し、ブランドへの忠誠心を高めていくことが可能になるでしょう。

X広告は、SNS広告の中でも特にリアルタイム性が高く、効果的な広告手法です。広告運用初心者でも、アカウント構造や出稿手順を理解することで、効果的なキャンペーンを展開できるようになります。今後の進化にも注目しつつ、X広告を活用してビジネスの成長を図りましょう。

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