近年、日本国内においても海外同様OTTによる動画コンテンツの視聴ユーザーが急速に増えています。
その背景には地上波テレビにはない自ら視聴したいコンテンツがいつでもどこでも見れることに加えてスマホデバイスの普及とインターネット回線の向上、またインターネットTV(コネクテッドTV)普及があります。
当然ユーザーが増えてくれば広告需要も高まり、現在国内の動画広告市場の中でもYouTubeに次ぐ規模となっています。
しかしながらYouTubeのブランドリフト調査が可能なことは知っていてもTVer広告でも同様にブランドリフト調査が可能なことを知らない広告主も多いのではと思います。
そこで今回はTVer広告で実施可能なブランドリフト調査について解説したいと思います。
TVer広告とは

TVerは、日本の主要テレビ局が共同で展開しているサービスで、定額配信を主軸とした無料の動画配信プラットフォームです。
TVer広告の大きな魅力は、テレビの番組のクオリティをそのままに、インターネット上で視聴者にリーチできることで、ハイテレ層はもちろんローテレ層も狙えるため、TVCMの補完用としても活用できます。
TVer広告は、予約広告とプログラマティック広告の2種類の買い付けが可能で、フォーマットには動画視聴前に配信されるプレロール広告や、視聴中に配信されるミッドロール広告があります。これらの広告はスキップ不可能で(一部の曲によっては可能)、視聴者に確実に広告内容を届ける仕組みです。
特にブランド認知や商品の訴求力を高めるために適しています。
TVer広告の強み
TVer広告の最大の強みは、なんといってもテレビとインターネットの融合によるハイブリッドコンテンツの価値にあります。 さらにテレビ局が提供する高品質なコンテンツとセットで配信される広告であるため、ブランド浸透性や認知度の向上に寄与します。
また、TVer広告はターゲティング機能が充実しており、視聴者の属性や地域、時間帯に応じた広告配信が可能です。これにより、テレビ広告よりも効率的かつ効果的にターゲット層に到達できます。また、コンテンツそのものの魅力が勝るためCM受容度が高いところにあります。
結果として視聴完了率も90%と非常に高い結果として現れています。
TVer広告の主な視聴ユーザー
TVerを利用するメイン視聴者層としては30代から50代の働く世代です。
さらに最近では若年層の利用も増加しており、大学生や20代後半の利用者も多く見られます。
利用シーンとしては、通勤中や家事の合間、就寝前など、隙間時間を活用してスマートフォンやタブレットで視聴するケースがほとんどです。 さらに、子育て中の主婦やリタイア後の高齢者にも多く観られています。
このように、多様な生活スタイルに対応している点がTVerの特徴であり、広告主にとっては幅広い層にリーチできる貴重なメディアといえます。
TVer広告とYouTubeとの違い
TVer広告とYouTube広告の概要は、どちらもオンライン動画広告として人気がありますが、いくつかの点で違います。まずユーザー数ですがこちらはYouTubeが9500万MAUに対しTVerが4000万MAUとYouTubeが倍以上のユーザーを抱えています。動画広告の王者といえるでしょう。
次に、視聴率です。TVer広告はスキップ不可の広告が基本で、視聴者に必ず広告を見てもらえる仕組みになっています。ストレスを軽減しながら広告を配信する柔軟性が特徴ですYouTubeもノンスキップのインストリーム広告がありますが、広告に嫌気を覚えて離脱するケースは珍しくなく、視聴完了率が90%と高いTVerに軍配が上がるでしょう。
さらに、セグメントを見てみます。YouTubeはGoogleの膨大なデータを活用し、精密なターゲティングが可能です。一方、TVer広告は視聴者が見ている番組やジャンルのデータをベースにターゲティングを行うため、特定の関心分野に絞られますが、プログラマティック広告においては様々なDSPとも連携しており各社が強みとするセグメントデータを使ったターゲティング配信も可能となっていますのでこの点もYouTubeに見劣りすることはありません。
以上の点からTVerは動画広告メディアとしてYouTubeに引けを取らない価値のあるメディアであるといえるでしょう。
TVer広告のブランドリフト調査

ブランドリフト調査とは、広告が視聴者に与えた影響を測定するための調査です。
具体的には、広告を視聴したグループと視聴していないグループを比較し、ブランド認知や購買意欲を高めるにどの程度の差が生じたかを分析します。
この調査によって、広告キャンペーンの効果を定量的に把握することができ、次回以降の広告戦略に反映させることが可能です。 特に、TVer広告は焦点層が明確であるため、広告内容のフィードバックが得られますわかりやすいという特徴があります。
TVer広告のブランドリフト調査の実施条件

ブランドリフト調査を実施するには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず、広告原稿量が一定以上であることが前提です。 通常、月間500万円以上の予算が推奨されています。
また、調査期間として2〜4週間程度が必要で、それに十分なサンプルデータを収集する必要があります。
さらに、調査の設計にはTVer側との事前の打ち合わせが必要です。精度が向上します。
TVer広告のブランドリフト調査の実施手順について
調査の実施手順は以下の通りです
調査設計
調査対象や調査項目を明確化します。
質問票の作成
ブランド認知や購入に関する質問を作成します。
調査の実施
TVer視聴者にアンケートを配信し、回答を収集します。
データ分析
回収したデータを基に、広告効果を分析・数値化します。
レポート作成
調査結果を報告書としてまとめ、広告主に提供します。
まとめ
TVer広告は、テレビとインターネットの強みを融合した新しい広告手法として注目されています。
さらにブランドリフト調査を活用することで、広告の効果を数値化し、具体的な改善策を導き出すことが可能です。
広告市場がますます競争激化する中で、TVer広告を積極的に活用することは、競争との差別化を積極的に有効な手段です。自社の認知を上げていきたいという広告主はぜひ、ブランドリフト調査と合わせて実施することを検討されることをおすすめします。


コメント