プレスリリースは広告の力の数倍、数十倍のパワーを持つPR施策のツールです。マスメディアに取り上げられた情報は、そこから様々なネットニュースなどで取り上げられ、SNSやブログまで波紋のように拡大していきます。よくPRの効果指標は広告換算価値として置き換えられますが、一つのメディアに広告を掲載するために10万円の費用がかかるとすれば、同じようなメディア10社に取り上げられられれば広告に100万円投入したことと同様の価値を持ちます。
また、広告よりも媒体社が独自に掲載した記事は信憑性が高いと認識されるため、その反響も高いことで知られています。以上の点から集客を成功させるためには広告施策だけでなくPR施策との両軸で進めて行くことが重要です。ちなみによくプレスリリースとニュースリリースとの違いについて聞かれることがありますが、ニュースリリースはプレスに限らす、主に企業が社会に対して発信する情報全体のことを指すのに対して、プレスリリースは文字通り主に新聞社やTV局を中心としたメディアに取り上げてもらえるように働きかけることを言います。(最近ではネットメディアも含めてプレスリリースと呼ぶケースも増えています)
今回は集客に有効なプレスリリースの活用についてご紹介させていただきます。
プレスリリースの方法
プレスリリースにはいくつかの種類がありますが、主に使われている手段としては下記のようなものがあります。
・PRサービス会社を利用する
自社のみの運用と異なり費用はかかりますが、PRサービスを行請け負っている会社にリリースを依頼する方法があります。広報・PR部門がない、もしくはあっても経験豊かな人事がいない、もしくは日々の業務が多忙でリソースが割けないといった場合に有効です。
・マスコミへ直接依頼する
(公社)日本パブリックリレーションズ協会の発行する広報・マスコミハンドブック PR手帳2020年版には各メディアの担当部署が掲載されておりますので、そちらに直接郵送するというのも一つの方法です。当然ながら、自社で行うため費用がかからないのが大きなメリットです。ただし、リリースは担当者が目を引くような内容でなければ採用されませんので、リリース文の作成の際には目を引くような内容にする工夫が必要です。
インターネットが普及したおかげで、さほどコストをかけずに様々なメディアに対して記事掲載を依頼することができるようになった。デジタルリリースを活用することでより多くの顧客獲得につなげることができるようになったのじゃ。
プレスリリース作成のポイント
その情報には稀少性があるか
そのリリースに掲載されている内容(商品・サービス)には今までなかったような希少性のある情報が盛り込まれているでしょうか。また誰もが驚くような、そして誰もが行ったことのないような事例であるかどうかが採用の大きなポイントとなります。
その情報は人の心を動かせるものか
その内容が必ずしも斬新なものでなくても、そのことによって人を感動させ、人を動かす力があるかどうかも重要なポイントと言えます。
その情報は時流にあったテーマかどうか
その商品やサービス時流にあっているでしょうか。どんなに新しい情報でも時流にあっていない場合は採用されない可能性もあります。
その情報は地域に密着した内容かどうか
全国的に展開していないローカル(地域密着型)の情報であったとしてもその地域に貢献できるような内容であれば、地域ニュースとして取り上げてもらえる可能性があります。
プレスリリース文の構成
タイトル
タイトルは各担当者が必ず目を通す部分ですので最も重要です。短く簡潔に相手が興味を示すようなタイトルをつけましょう。
リード文
タイトルの次に重要なリード文。こちらは途中で飽きられることのないよう、まずは結論から先に述べましょう。
本文
本文はリード部分の具体的な説明となります。この商品やサービスを開発するに至った経緯、またその背景にある社会的に問題など、メディアが取り上げざるを得ないような説得力のある文章を心がけましょう。
画像素材
プレスリリースには必ず商品やサービスの画像を挿入しましょう。また、メールで送る際にはWebサイトURLのリンクなども埋め込み、より理解促進を計りましょう。
問い合わせ
文末には必ず、本リリースに関する問い合わせ先および担当者名などを明記しましょう。具体的には下記のような項目になるかとおもいます。
写真・イラスト
写真や、イラストなどは内容を具体的に説明できるものなので、できるだけ多いほうが望ましいといえます。多くはリード文の下か、本文の下に配置するのが通常です。資料は別途添付したり、掲載しているホームページのURLを記載するなど、そちらに誘導するという方法があります。
問い合わせ先
問い合わせ先部分には、基本的に以下の内容を書きこんでおくと良いでしょう。
記事として取り上げてもらえるかどうかは結局、広報担当の文章能力にも関わってくるということじゃな
以上、今回は広告施策以外に自社の商品やサービスをできるだけ多くの人に知ってもらうための認知施策としてのプレスリリースをご紹介いたしました。PR施策は広告費用をかけずに自社の製品やサービスを短期間で世に知らしめることができます。ただし、基本的にリリースは媒体判断に任され、コントロールが効かないため広告施策との2軸で展開していく必要があるでしょう。


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